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阿波銘木 公式ブログ

有限会社 阿波銘木 公式ブログ

机上名札 完成までの作業工程 ゴジラもウルトラマンも♡

登別の阿波銘木です(^-^)ノ゙。

お客様にご愛顧いただいております”机上名札”は今ではすっかり当社の顔になりました。

ほんとうに有難うございます!。

駆け足ではございますが机上名札の完成までの工程を紹介いたします。 

 

仕入れた丸太を荒取りして

 

 木の中心を外し縦割り四等分に木取りをした材料を野外で3~5年ほど干します。

 

干し終わったカラマツ材はそれでもヤニと割れとネジレが出るので

型どったらそのまま熱湯で茹でます(下記写真)。

料理用煮込み鍋でグツグツと煮込み、浮き上がってくる材料を棒で突いてひっくり返し、

かなり熱いサウナのような作業を繰り返し茹で上がったらまた半年ほど乾燥です。

 

 ほぼ乾燥したら仕上げの加工です。カラマツ材は新緑の森にいるようなとても良い香りを発します。 

 

下記のエンジュ材はヤニもネジレもほとんどないので茹でる作業はありません。

ほとんど類のない重厚な茶系の色合いは落ち着いた高級感があり私の一番好きな樹です。

2019年日本で初めての”G20国際会議”の来賓土産として

北海道エンジュ材を使用した机上名札が採用されたことは当社の誇りでもあります。

 

 注文の商品に応じて加工方法も異なります。下記は浮彫仕上げのサンドブラスト加工。

細かな砂を吹き付けて文字の回りを彫っていきます。

彫り上がるとペーパーで研磨をして木目や文字を際立てます。

そしてウレタン吹付け塗装。この工程を2回繰り返します。

(実際の商品ですのでお名前部分を隠しております) 

 

  下記はレーザー彫刻仕上げです。左写真は裏面文言を彫刻しています。

こちらもペーパー掛け、吹付け塗装の工程を2回繰り返します。

(実際の商品ですので一部文言を隠しております) 

 サンドブラスト仕上げは文字に黒色、または白色(エンジュ材のみ)を塗って完成。

レーザー彫刻仕上げは、レーザーの焼き色濃い焦げ茶がそのまま文字色となって完成です。

 

下記では映画やテレビドラマで美術協力を致しました画像を元に

商品紹介を致します。

 下記左は 剛力 彩芽さん主演テレビドラマ”グラメ!~総理の料理番~”。

商品No,1504 カラマツサンドブラスト仕上げ(行書体)。

商品No,1603 エンジュサンドブラスト白文字仕上げ(楷書体)。

右は 木村 拓哉さん主演ドラマ”BG~身辺警護人”。商品No,1504 カラマツサンドブラスト仕上げ(行書体)。 

 

 下記は映画シン・ゴジラ”の特注サイズ エンジュサンドブラスト白文字仕上げ。 

隷書体の文字は美術部から送られてきた文字を使用しております。

上段の肩書は細く小さな文字でしたので硬いエンジュでは角が丸くなってしまい

ブラストの圧力を下げながら時間をかけて文字の回りを彫り上げていきます。  

大きさにもよりますが1札の彫り上がりに6~8時間かかっています。

  

下記左は、安田 顕さん・浜辺 美波さん主演のTVドラマ”アリバイ崩し承ります”。

商品No,1653  エンジュレーザー彫刻仕上げ(行書体)です。

右はHTB開局50周年ドラマ”チャンネルはそのまま!”。

TEAM NACS の皆様、大泉 洋さんも出演していました。

商品No,1603 エンジュサンドブラスト白文字仕上げ(楷書体)。

 

下記右は現在配信中のAmazonPrimeVideoドラマ 東山 紀之さん主演”GAME OF SPY”。

エンジュサンドブラスト白文字仕上げ(隷書体)シン・ゴジラとほぼ同じですね。

左は 水谷 豊さん監督主演映画”轢き逃げ 最高の最悪な日”。

商品No,1603 エンジュサンドブラスト白文字仕上げ(行書体)と

No,1503 カラマツサンドブラスト仕上げ(行書体)です。 

 

下記右は、西島秀俊さん・佐々木蔵之助さん主演映画"空母いぶき"。

特注エンジュサンドブラスト白文字仕上げ(行書体)です。

左は、西田 敏行さん・山田 涼介さん主演の映画”大怪獣のあとしまつ”。

こちらは栓(セン)の木でサンドブラスト仕上げ(隷書体)です。

 

下記は今年公開されました 斎藤 工さん・長澤 まさみさん主演映画”シン・ウルトラマン”です。

特注エンジュサンドブラスト白文字仕上げ(隷書体)です。 

 

美術協力の一部を紹介致しましたが、書体によってもイメージが大きく変わる机上名札です。

 

参考にしていただけると幸いです。

 

至らない点もございますが 社員一同 日々精進して参ります。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!。

 

 

  

 

category : 近況 author : 大住 美春

映画 ”シン・ウルトラマン” 机上名札を美術協力致しました。

阿波銘木です。

2022年5月13日公開『シン・ウルトラマン』にて美術協力を致しました。

2016年公開の『シン・ゴジラ』に続き、日本を代表するスーバーヒーローの作品に、

少しでも携わることが出来てとても光栄です。

そして、ゴジラウルトラマンも大好きだぁ~~~~~~~~~~~~~~。 

 

 

机上名札はこちらから

 

 

 

 

category : 近況 author : 大住 美春

映画 ”大怪獣のあとしまつ” 机上名札を美術協力致しました。

2022年2月4日 松竹と東映による初の共同作品映画『大怪獣のあとしまつ』が公開されました。

劇中の机上名札を美術協力致しました。

この度の台木は北海道栓木(ハリギリ)を使用し、サンドブラスト加工の浮彫仕上げです。

栓木は木目もさることながら狂いが少なく光沢の美しい高級材で、建築材の他、家具や器具、彫刻材として。

北海道の歴史を見ると小樽のニシン御殿の大梁やアイヌ民族の丸木船の材料としても重宝されていたのですね。

 

映画やTVドラマの美術協力は、シナリオがほぼ出来上がった段階での制作となります。

公開のほぼ2年前、撮影に入る前です。TVドラマは、ほぼ半年から3ケ月前に依頼されることが多いです。

 

出来上がりのイメージを作成、ここまでが一番時間がかかります。

特注サイズが多いので台木の選別からはじまり、書体を変更したり、時には名前そのものの変更も(^o^;。

 

イメージが決定すると、後はいつも通りの作業展開となり7~10日ほどで完成となります  

 

下記のような撮影現場のお写真をいただけるので当社の宣伝にも活用させていただいております。

ありがとうございます  

 

作中の総理大臣役は西田 敏行さん。西田さん演じる役の机上札は『新解釈 三国志』以来の2札目です。

ますます活躍していただきたい役者さん!。

  

ありがとうございました 

 

 

 

 

category : 近況 author : 大住 美春

太鼓とか机上名札とか、阿波銘木の4月の風景

こんにちは(^-^)/。

ブログを担当しております大住です。

心地良い日が続く4月の登別です。

栄転昇進などで机上名札表札プレートなどの受注の多い時期でもありますが、

使い終わった餅臼の修理や夏のお祭りに向けての太鼓の修理なども入ります。

(下記、一部机上名札のお客様名はモザイクをかけております)

 

それと平行に年末に向けての餅臼製作も始まっていまして社員は一日中フル回転。

その間にも、看板の修復や敷台の製作依頼などの飛び込りなどで一人何役もこなします。

特に登別室蘭地方は木工業者が少なく、丸太から塗装までこなす業者は今では当社のみかもしれません。

最近は伐採した丸太の引き取り依頼や、製材などのお問い合わせも多く、

倉庫はそういった材料で山のように溢れ、時間があればどんな商品でも創作できます。

ほんとうに時間と人手があれば、魅力的な木製品を造りたいという欲望に駆られます。

 

 

下記画像は丸太をチェーンブロックで吊り、旋盤に乗せて臼加工、隣の工場では太鼓の革の張替です。

こちらの太鼓は「そだね~」で有名になった常呂町の太鼓ですo(^0^*)o♪。

 

きれいになるよ~  そだね~~  

 

 

 今年は早々と倉庫の屋根の張替えも終えて、その横には製材された板や角材を積んで乾燥に入っています。

 

 

 気がつくと工場の隅では福寿草がうららかに揺れています。

 

 

4月の阿波銘木でした(^-^)/ 有難うございます。

 

 

 

category : 近況 author : 大住 美春

唐松材の机上名札。工場は森林の香り。

春の嵐とともに3月に突入した登別の阿波銘木です。

当社が製作しております商品は、餅臼であったり表札であったり机上名札であったりと一見地味で控えめなイメージではありますが、

実際は、餅臼は家族や大衆のコミュニケーションの場を作り、表札は家主を示す顔であり、

机上名札は会社、延いては社会を担うリーダーの名を刻み込み机の一等席に位置し、かなり存在感あふれる商品となります。

机上名札に於いてはテレビドラマや映画の美術協力も増え、楽しくも重責なお仕事をさせていただいております。

現在、放映中の木村拓哉さん主演『BG~身辺警護人~』では、石田ゆり子さん演じる”厚生労働大臣”

の机上名札を作成致しました。

 

 

4月以降は2本の映画協力が決まっておりまして解禁になりましたら紹介させていただきます。

また3月というこの時期は移動や昇進などの注文も多く、工場では机上名札の台木製作が続いております。

 

 

北海道唐松材の柾が美しく輝いています。工場は森林の香りに包まれます。

 

 

美術協力の依頼を始めて受けましたのは2016年公開東宝映画『シン・ゴジラ』です。

劇中、総理大臣を演じました大杉 蓮さんの机上名札も作成致しました。

突然の訃報に言葉がありません。私事ですが大好きな人でした。忘れません。

 

たくさんの思いを胸に、当社の先代が築いた”名前を刻む”というこの仕事に誇りを持ち、私たちは日々精進してまいります!

 

 

 

 

 

category : 近況 author : 大住 美春

ゴジラの表札!!

阿波銘木の大住です(^-^)/。

先日、とても嬉しいお写真が届きましたのでお客様の承諾を得て、ここに紹介させていただきます。

ジャ~~~~~~ン!

エンジュの表札です。(お名前等の部分は修正をして伏せております)。

お客様は、映画「シン・ゴジラ」劇中使用されております当社制作の机上名札を大変気に入られ、

表札で同じように表現してほしいとのご依頼でした。

材は日本の銘木北海道エンジュ材、サンドブラスト仕上げ、書体は隷書、白文字仕上げ。  

シン・ゴジラで使用されております当社制作机上名札

お客様のご希望通り、ゴジラ登場の机上名札そのままに”かっこいい”表札を作成させていただきました。

とても喜んでいただきまして恐縮しております<(_ _)>。(お名前等の部分は修正をして伏せております)。

「シン・ゴジラ」の大ヒットにあやかりまして、そしてゴジラの名に恥じぬよう、本物の美しさを、北海道からお客様にお届けして参ります。

ほんとうに ほんとうに 有難うございました!

category : 近況 author : 大住美春
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