映画 ”大怪獣のあとしまつ” 机上名札を美術協力致しました。
2022年2月4日 松竹と東映による初の共同作品映画『大怪獣のあとしまつ』が公開されました。
劇中の机上名札を美術協力致しました。
この度の台木は北海道栓木(ハリギリ)を使用し、サンドブラスト加工の浮彫仕上げです。
栓木は木目もさることながら狂いが少なく光沢の美しい高級材で、建築材の他、家具や器具、彫刻材として。
北海道の歴史を見ると小樽のニシン御殿の大梁やアイヌ民族の丸木船の材料としても重宝されていたのですね。
映画やTVドラマの美術協力は、シナリオがほぼ出来上がった段階での制作となります。
公開のほぼ2年前、撮影に入る前です。TVドラマは、ほぼ半年から3ケ月前に依頼されることが多いです。
出来上がりのイメージを作成、ここまでが一番時間がかかります。
特注サイズが多いので台木の選別からはじまり、書体を変更したり、時には名前そのものの変更も(^o^;。
イメージが決定すると、後はいつも通りの作業展開となり7~10日ほどで完成となります 。
下記のような撮影現場のお写真をいただけるので当社の宣伝にも活用させていただいております。
ありがとうございます 。
作中の総理大臣役は西田 敏行さん。西田さん演じる役の机上札は『新解釈 三国志』以来の2札目です。
ますます活躍していただきたい役者さん!。
ありがとうございました 。