臼・杵の使用上の注意と管理方法
臼を長く使用するためのお願いです
丸太は、水で膨張し、乾燥で収縮をします。
餅臼は取り扱い上、この繰り返しですので
使い終わって放置しておきますと、ヒビやカビをまねきます。
大切に長く使って頂きますよう、木の性質、及び、管理方法を読んでからご使用下さい。
丸太は、水で膨張し、乾燥で収縮をします。
餅臼は取り扱い上、この繰り返しですので
使い終わって放置しておきますと、ヒビやカビをまねきます。
大切に長く使って頂きますよう、木の性質、及び、管理方法を読んでからご使用下さい。
梱包を解いて商品を確認します。
施設内や校内の物品庫ではなく、屋外の物品庫に保管します。
直接、臼が床に付かないよう、スノコなどの上に何も掛けずに
裸のまま横向きに寝かせます。
(毛布やテントで覆いますと、湿気がこもってカビの原因に
なります。特に、餅つき終了後は、水分が残った状態です
ので注意が必要です)
餅をつく10分前に臼の凹部(つき口)へ熱湯を入れ、杵の先も浸して暖めます。
これは、蒸しあがった餅米が冷えて固まらない為と木肌に餅米がくっつかない為。
熱湯を長く入れておくことは禁物です。
熱湯(水分)は、臼が膨張し小ヒビを塞ぐ作用もありますが、
同時に、つき終わった後の乾燥で、大きなヒビに繋がるリスクも背負います。
前日から水を張ることは絶対ダメです。
臼(丸太)は、水分と乾燥と直射日光が大の苦手なのです。
付着したお米はタワシなどでこすって素早くきれいに洗います。
お湯でうるかすことはダメです。
臼(丸太)は乾燥しながら外側から収縮します。
内側(丸太の中)に水分が残って膨張しすぎていると、外側からの収縮に耐えられず
割れてしまうのです。
(風船に空気を入れすぎて割れてしまうのと同じです。)
洗った後はタオルなどで水分をふき取り、ゆっくりと乾燥に入ります。
直射日光を避け、屋外の物置・物品庫に横向きに寝かせて保管します。
(施設内や校内の物品庫では、冷暖房の影響からか、割れる場合が多いようです。)
餅つきのあとは、どうしても臼(丸太)の内側が水分で膨張している為、
急激な乾燥は外側から大きく割れます。注意が必要です。
水分をゆっくりと吐き出させるように直接床に置かずスノコなどの上に
裸のまま横向きに寝かせてください。毛布やテントなどで覆わないでください。
購入日より最低でも三年は一ケ月に数回は、立てたり横にしたりと
メンテナンスをしてください。
ビビやカビなどの早期発見にもなります。
外側のヒビは要注意です。まずはご一報ください。
サイト内のお問い合わせにて写真を添付していただけると回答しやすくなります。
当社の製品に限り、一年以内の早期発見ですと、ほとんどの場合、無料で修理を致します。
(割れ方によっては料金が発生する場合もありますのでまずはご連絡をください)
お客様ご自身で修理をした商品は、一般料金扱いとなることがありますので手を加えないようお願いいたします。
(臼にワイヤーや箍(たが)を巻いてもヒビは絶対に塞がりません。丸太は収縮するからです。
酒樽やワイン樽は、バラ板を箍で締めているのに対し、臼は一本の丸太です)
餅つきが終わったら、タワシなどで付着したお餅をきれいに落とし、
タオルなどで拭いて、裸のまま保管します。
直射日光は避けてください。
杵は消耗品です。
臼の縁周りを叩いたり、必要以上に力を加えて臼を叩くと
杵の先がむしれたり、潰れたり、欠けたりします。
特に朴(ホオ)材は、軽くて扱いやすい反面、傷が入りやすい材質です。
逆にエンジュ材やイタヤ材は、傷が入りづらい反面、重たい材質です。
どちらにしても長所短所は付き物です。
杵の先がボソボソにめくれたり、小さな欠けですと、ベルトサンダーや
市販のサンドペーパーなどできれいに整えます。
修理も承りますが、購入されたほうがお安くなる場合が多いです。
柄が折れた場合は、柄の交換となります。ご一報くださいませ。
(折れた柄の修理は、危険が伴いますので承っておりません。
ご了承下さいませ)
餅つきが始まったら、杵の前後は危険ですので少し離れて見守ります。
特に杵が振り上がる後ろには絶対に立たないよう注意しましょう。