新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
webシステム担当です。
さて、当サイトは昨年末にSymfony4へのバージョンアップを行いました。
その後、大きなトラブルもなく稼働しているようです。良かった^^
僕自身なのですが、現在Productを2つ持っています。
1つは新宿で上流工程を担当している案件。
もう1つはRuby on Rails5とReactを使用してのWebアプリケーションの開発になります。
ネイティブで動作するソーシャルゲームが普及した流れなのかもしれませんが、現在はWebアプリケーションでもフロントエンドとサーバサイドで真っ二つに作業を分担するスタイルが流行っています。
現在、Ruby on Rails5とReactで開発をしているProductもRuby on Railsは完全にAPIに徹しており、ReactのほうでAPIの呼び出し、受取り、DOMの描画を行っています。
ぶっちゃけてしまうと、このスタイルだと1人では限界がありますね^^;
僕もソーシャルゲーム出身なので何も言えませんが。。。
今までのようにサーバサイドからViewをレンダリングする形だと、サーバサイドからフロントエンドへという一通りの流れがあったのですが(ajaxなんかは別です)、そこを分けてしまうと完全に1つ1つの機能が疎結合になってしまい、1人では管理が極めて難しい印象を持ちます。一連の流れがなく機能のぶつ切りになってしまうと一呼吸ついてしまうのが原因と思っています(もちろん疎結合なのでトラブルの際は場所を特定しやすいという圧倒的メリットはあります)。
また、考え方にもよりますが、Reactのcomponentを各ページ中のデザイン単位で切ってしまうと1ページを描画するだけでも何ファイルものjavascriptファイルが出来てしまいます。
このあたりはエンジニアのスタイルもありますが。
ちなみに僕はReactに関してはページ単位で分けているのでclass(es6を使用)のほうがfatしてしまうことがあります。もちろん共通部分は外に抜き出します。
それでもrenderメソッドの為だけにファイルを分けられるとちょっと管理する自信がないですね。。。
ファイル数が膨らみ過ぎます。
もちろんチームを組んでサーバサイドとフロントエンドのエンジニアがそれぞれ確保できるのであれば何の問題もないのですが。。。
React自体、Facebook社が作ったエンジンで、「もうDOMを追いかける作業はしたくない」というスタンスには僕も賛成です(jQueryもうヤダ^^;)。
ただ、これが都会ではなく地方だとどうなるのでしょうか?
唯でさえエンジニアは枯渇している状態です。それが地方だと尚更です。その環境下でサーバサイドはAPIを呼ぶだけにしてほしいという設計が上がってきたらまず無理だと思います。工数が取れません。
無理じゃないかもしれませんが僕は多分引き受けません。
結局、都会では最新の技術を、地方のエンジニアはWordPressで構築するという流れに拍車がかかるのではと思っています。
WordPressは素晴らしいエンジンですが、WordPressしか出来ないのに自分はエンジニアですという人が地方にはどんどん溢れていくのではないでしょうか。
「WordPressを使えばWebサイトが出来ます」という方をエンジニアと呼べるのでしょうか。
それはWordPressを使えるというだけでエンジニアではないと思っています。
それならホームページを構えたいという方にWordPressの本を紹介するほうがよほど親切だと思います。
もちろんWordPressのプラグインなんかを構築するレベルの方は話が別です。
ちょっと愚痴になりましたが、今の流れだとAll In Oneで請け負ってる方は大変になるなというだけでした^^;
ちなみに、ReactもAngularJSもvueJSもとても素晴らしい開発エンジンです。
ただ1人での開発だと、サーバサイドも絡むのならちょっと使うのをためらってしまいますね。