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阿波銘木 公式ブログ

有限会社 阿波銘木 公式ブログ

阿波銘木登場!臼、大きな割れ修理完了!

 大晦日まであと80日となりまして、臼のお問い合わせもチラホラと入ってくる季節となりました^^。

 

先日、ヒビと言うにはあまりにも大きく割れた臼が入ってきました。

割れの部分に木切れを入れ、鎹(かすがい)を打ち、箍(たが)で巻いた修理の後が伺えます。

木臼は、水で膨張し、乾燥で縮む、を繰り返しますのでむしろ逆効果でして、鎹も箍もやがて緩みだし、

返って臼を傷つける結果となり寿命を縮めてしまいます。

木臼は丸太です。板を合わせた桶や樽とは修理方法は異なります。

 

              ↑ 箍を巻いても底の部分も割れたままです。

                      ↓ 鎹を打っても割れは塞がりません。

 

そこで、阿波銘木の登場です(^-^)! 

修理方法は、当社独自の製造方法に関わりますので詳しくお伝えできませんが<(_ _)>、

最後にこれ以上割れを進行させないために蝶々のような”ちぎり”を埋め込み完成いたしました。

 

 

割れが大きかったので、縁周りにも”ちぎり”を埋め込んでいます。

 

 

長く大切に使用するためにも、定期的に臼の管理をして下さいね!

もうすぐ、餅臼たちの活躍が始まります^^。

 

category : 修理 author : 専務の大住美春

臼が割れそう、修理はおまかせ!阿波銘木です。

 北海道の天気予報図に、いよいよ雪だるまマークが登場しました。

 

雪だるまマークの登場とともに、当社も年末に向かっていよいよ活気付いてきます。

 

そんな中、ヒビだらけの臼が運ばれてきました (゚ロ゚*)!!

材質はマカバ。皮付きだったため、皮に守られ、ヒビが大きな割れに至らなかったことが幸いでした。

比較的浅いヒビだったことと、お餅を突く口が浅めでしたので、旋盤で多少彫り込み、まず浅いヒビを飛ばしました。深めのヒビと縁回りのヒビの修理は不可欠でしたが、何よりも、皮が剥がれてきていましたので、皮と木の隙間を埋めることに時間が掛かりました。

下図の修理前の写真では、皮と木が剥がれていますが、修理後の写真では、しっかりと隙間を埋めたことがわかります。ヒビもきれいになりましたね^^  

↓ 

修理完了! まだまだ大活躍できますね!ばんざ~いo(^▽^)o 

 

皮付きの臼は一見ヒビや割れが入りにくそうですが、やはり丸太です、皮で守られるのにも限界があります。放置しておくと、ヒビが深い割れとなり、底から水が漏れ始め、やがて、カビや腐りの原因となります。

保管場所は乾燥をさけて、通気の良い状態を保ってください。

 

当社に問い合わせなどがありましたら、事前に状況がわかる写真を、メールに添付していただくか、またはFAXしてくださいますと大変助かります(o^-')b 。

 

category : 修理 author : 専務の大住美春
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