阿波銘木登場!臼、大きな割れ修理完了!
大晦日まであと80日となりまして、臼のお問い合わせもチラホラと入ってくる季節となりました^^。
先日、ヒビと言うにはあまりにも大きく割れた臼が入ってきました。
割れの部分に木切れを入れ、鎹(かすがい)を打ち、箍(たが)で巻いた修理の後が伺えます。
木臼は、水で膨張し、乾燥で縮む、を繰り返しますのでむしろ逆効果でして、鎹も箍もやがて緩みだし、
返って臼を傷つける結果となり寿命を縮めてしまいます。
木臼は丸太です。板を合わせた桶や樽とは修理方法は異なります。
↑ 箍を巻いても底の部分も割れたままです。
↓ 鎹を打っても割れは塞がりません。
そこで、阿波銘木の登場です(^-^)!
修理方法は、当社独自の製造方法に関わりますので詳しくお伝えできませんが<(_ _)>、
最後にこれ以上割れを進行させないために蝶々のような”ちぎり”を埋め込み完成いたしました。
割れが大きかったので、縁周りにも”ちぎり”を埋め込んでいます。
長く大切に使用するためにも、定期的に臼の管理をして下さいね!
もうすぐ、餅臼たちの活躍が始まります^^。