登別の阿波銘木 大住です(^-^)ノ゙。
7月23日から始まった4連休、道東巡りの長距離ドライブを記録します。
行きあたりばったりの気ままなドライブとなっております。
登別から高速に乗って、337km、約4時間ほどで釧路に到着。
小雨の街並みを眺めながら、標識に従って国道44号線へ入りました。
ほどよく平野も眺められてとても走りやすいドライブコースです。
厚岸望洋台で休憩。湾の対岸が薄っすらと見えました。
美しい風蓮湖を横切り”道の駅スワン44ねむろ”に到着!根室の入り口です。
大きな展望テラスからは湖が一望でき、オオハクチョウやタンチョウなど渡り鳥たちの中継地でも有名。
ラムサール条約に指定された自然公園は次回ゆっくり訪れますっ (・◇・)ゞ。
道の駅から16kmほどでJR根室駅。登別から466km、7時間、ふぅ~。
黄色いポストが可愛い!
夕方6時でしたが小雨と霧にくすぶる町を抜け納沙布岬へ直行。
誰もいない...何も見えない...寂しすぎました ( p_q)エ-ン。
その上14度とは7月とは思えない寒さ、冷たい雨です。
気を取り直して友人お薦めの居酒屋”長兵衛”で海の幸を堪能しホテルへ直行。
ペット同伴、相棒のコザクラインコのハルと一緒です。
北方領土返還祈念シンボル像”四島の架け橋と祈りの火”
最東端 ”納沙布岬”
翌24日も小雨。朝一番に北海道の美味しい処をわしづかみにする漁業基地”花咲港”へ、広い、大きい!!
霧が濃く、遠く一望することは叶わなかったのですが、始めて見たサンマ漁船のド迫力!。
そして、北方領土の玄関口。
花咲港から少し行くと、日本の灯台50選にも選ばれた"花咲灯台"があって、
その下に国の天然記念物”車石”がありました。
岩場一体が”玄武岩”というゴツゴツの奇岩で不気味な印象。
ここで観光客と初めて出会い、ツアーの集団に混じって岩の特徴や歴史を聞くことができました。
恐竜のウロコみたいで今にも動き出しそう..。
根室を後に、風蓮湖に見惚れながら244号線を20kmほど走ると、
別海町”道の駅おだいとう(尾岱沼)”がありました。
2階の展望塔に設置してある3台の望遠鏡を操り、粘って粘って見渡しましたが、
国後島は見えません。残念でした。
北方領土返還を願う像『四島への道 叫び』に胸が痛みます。
青空も出てきて244号線の緑眩しい草原をさらに25kmほど走り”野付半島”へ。
大好きな猛禽の鷲か鷹かわかりませんが、とにかくあちこちに飛んでいて、電信柱に止まっている風景にはびっくり。
高級な一眼レフを構えた観光客に混じって、私はスマホのシャッターです。
くちばし型を描く野付半島は、北海道遺産やラムサール条約にも登録されていて、
どこまでも遠く伸びた湿原のほとりには鹿が群れをなし草を食べ、鳥たちの囀りは途切れることなく空いっぱい。
一日中居ても飽きない、一日中見ていても飽きない完璧な風景、来てよかった、またぜったい来よう!
カメラマン風の男性を捕まえて写真を撮っていただきました ヾ('-'*)。
猛禽たちに別れを告げて、目指すは知床、羅臼です、やっほ~~。
244号線から335号線へ乗り、62km先に”道の駅らうす”がありました。
ここから一気に知床横断を試みます。熊に出会いませんように(人-) 。
横断道路に入ってまもなく羅臼川のほとりに白い湯気の立ち登る天然温泉”熊の湯”がありました。
手ぬぐいと桶をもった熊が、おっと、男性たちが橋を渡って鬱蒼とした山の奥へ消えていきます。
双眼鏡を覗くと(ごめんなさい)たくさんの裸がひしめき合っていました。
楽しそうな声も響いています。
女性用の露天もあるようですが勇気が必要です。
27kmの横断を安易に考えていましたが、峠特有の曲がりくねりが激しく、
いきなり霧で真っ白になり前方はほとんど見えず、
鹿や熊といった動物たちにも気を付けなければならないので、
ものすごい集中力でハンドルを握っていました。
時に霧が晴れて、いきなり目の前に現れた”羅臼岳”は一枚岩のようにデカくてギョッとなりました。
何とかたどり着いた頂上の展望台からは何も見えず、茂みに熊の気配を感じ、
感動する間もなく、そそくさと下界へ向かいました。
天気が良ければ、最高の世界遺産が望めたのに~。
くねくねと霧の中を走り抜け、岩と共存する町ウトロへ 。
さすがに観光客も多く、ホっとした瞬間でした。
そうして43年ぶりに再会したゴジラ岩は、表情も変えずそのままに、海鳥たちと戯れています。
観光船に乗りたかったのですが予約でいっぱい。
”知床世界遺産センター”では、動物たちの生体や知床の自然の美しさなど、
パネルや映像で紹介されていて、飽きずに見学していました。
隣接して”道の駅 うとろ シリエトク”。
適当に食べ物を買って、ゴジラ岩のすぐ下の漁港で海を眺めながら夕食を取りました。
岬を目指す観光船がポンポンと出ていったり、帰ってきたり。
根室から野付半島を回って知床横断ウトロまで、この日の走行約200km。
道の駅の大きな駐車場でハルと車中泊。
最近は、車中泊グッズで車内をおしゃれに飾った車を多く見かけます。
私はいまだに新聞紙で窓を塞いでいます(笑)。
翌日は少し青空。ウトロから斜里へ向かう途中、畑で丹頂鶴が餌をつついていました。うわ~~感激!。
334号線は鹿も多く、道を譲りながら暫し走っていると、
限りなくまっすぐな道が目の前に!これが”天に続く直線道”なのですね。
知識がまったくなかったので帰ってきてから知りました。
そうして”道の駅 しゃり”で一休み。
昨今大ブームの北海道の白い鳥、シマエナガのお饅頭を買いました( ・Θ・)ゞピヨッ!!
ここから391号線に入り素直に”摩周湖”へ向かうつもりだったのですが、
”裏摩周湖”という標識が目に入ったため、こちらを選んで走ってみました。
道道1115号線はほとんど往来のない道で、不安でしたが”神の子池”という看板があり、
名前が神秘的だったゆえ標識に従って山の中へ進んでみました。
舗装されていない狭くて暗い獣道を、ガタビシ進んで約7分、
鬱蒼とした森の中に駐車場と観光客を発見し、ホっとしました。
桟橋を渡って行くと、(*゚ロ゚)!なんと!青く輝く池が!。
何よりも感動したのは、倒木が青い水の中に腐らずに沈んでいる姿。
”神代(じんだい)”です。
神の時代から朽ちることなく川の底で静かに眠る樹(仮死状態)。
銘木屋を営んでいなければ、わからなかったであろう神秘の銘木。
”神代”を見ただけでもこの場所に来た甲斐がありました。
青く輝く池に眠る樹 すごい組み合わせに鳥肌が立ちました。
神の祝福を受け、1115号線から391号線へ戻り、向かうは摩周湖です。
前回は晴天に恵まれ、その美しい景観に圧倒されたものですが、今回は何も見えず。
霧の摩周湖、真っ白 。
27km先には”硫黄山”。我が社のある町、登別には”地獄谷”。ほほ同じ情景です。
岩場からぽこぽこと熱湯が吹き、割れ目からはシューシューと湯気が立ち、漂う硫黄の匂いも同じです。
硫黄山から1時間30分ほど走り阿寒湖へ向かうと、温泉街は観光客で大賑わい。
新型インフルエンザのこともあり、そのまま240号線を走って阿寒道の駅 “丹頂の里 クレインズテラス”へ。
木材をふんだんに使用したお土産売り場や、おしゃれなレストラン、道の駅らしくない洋楽ポップスのリズムに溢れ、
一発で大好きな道の駅になりました。
温泉ホテルやスポーツセンター、国際鶴センターなど、充実の施設が隣接されていて、ここ一帯だけでも十分楽しめます。
この度は時短もあり施設の見学は出来きず、ぶらぶらと運転しながら結局高速に入り登別まで帰ってきました。
2泊3日、約1,280km、走り抜きました(笑)。
小雨や霧で最高の天気とは言えませんでしたが、もう一度行きたい場所がたくさん増えました。
船で一周したい知床半島、クルーズしたい風蓮湖に野付半島、釧路湿原のカヌーツアー。
だって、道東は日本遺産、世界遺産の宝庫なのですから!
そうしてハルちゃん、今年もいっしょに走ろうね!
最後まで読んでいただき、有難うございました 。