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阿波銘木 公式ブログ

有限会社 阿波銘木 公式ブログ

2022年は不測の事態の連続でした。

登別の阿波銘木です(^-^)ノ゙。

穏やかな雪のない新年を迎ながら昨年を思い起こし、

次々と起こった不測の事態にゾッとした記録を書き留めておきます。

 

その 1  レーザー彫刻機が動かせないっ

これは接続していたパソコンがいきなり落ちてデーターを出力出来なくなったため。

慌ててネットで中古のXPを購入しましたが10日間ほど仕事が止まってしまいました。

Win7、10でも接続可能ですが設定がそれぞれ面倒なのでわざわざXP使用で動かしています。

購入したメーカーさんはほとんど何も教えてくれず新品購入の一点張り、ひどいもんです。

レーザー彫刻機が壊れたわけでもあるまいし  凸(-”-#) 。

札幌工業試験場(道総研)の方にサポートしていただき無事復活。

私の相棒は10年目、まったく元気で活躍しています。

 

その 2  集塵機 煙を吐いて停止

木材やタイル製品をサンドブラストで加工する時に欠かせないのが集塵機です。

集塵機がないと工作機内は元より加工場いっぱい粉塵がもうもうと立ち込め、

誰が何をどんな加工をしているのか皆目わかりません。

防塵マスクをしているとは言え、劣悪な環境で仕事もさせられません。

そんな大切な集塵機が、ガタガタと唸りボっと焦げたような煙を吹き出し急停止。

モーターが焼け付いた模様。

4年ほど前には羽根の音が煩くて、ひん曲がっていた羽根を突貫工事で直したものの、

コンクリートを掘削するような爆音はそのままでした。

モーターに無理をさせてしまったようです。

協和機工KAZ-3CS 200V、人気商品なので中古はほぼなく、

繁忙期だったため即効でネットで見つけた ㈱丸進機工社 という修理さんへ電話を入れました。

休みにも関わらず高速を飛ばして来社(札幌→登別)。

新品のモーターと羽根が届く間、持参の100Vの集塵機を取り付けていただきその場を凌ぐことに。

しかし100Vでは40分ごとにモーターを10分ほど休憩させねばならず仕事が捗らない。

机上名札ですと唐松材で3時間以上、エンジュ材なら6時間以上ブラストを吹き付けます。

何はともあれ仕事が出来るだけ有り難い。

ちなみにエアーコンプレッサーは日立製10馬力、一日中でもぜんぜん余裕で連続ブラストが出来ます。

待つこと3日、真柳専務に取り付けていただきました。

この集塵機には消音機能が付いていたのですね~。

びっくりするほど静かになって集塵機を回していても今では普通に会話が出来ます。

有難うございました! 

 

その 3  うんともすんとも?カッティングプロッター

文字やイラストデーターを魔法のようにカットし、ペンを持たせばそのまま描いてくれるマシーンです。

ところがいつものようにデーターを送信してもまったくの音信不通。

ローランド製カッティングプロッターPNC-1610。年代ものです。

アームのゴムがボロボロで多少のガタ付きもあり、

最早コンピューターの基盤が壊れたと思い新品購入の手配に入りました。

しかし、喜びも悲しみも分かち合ってきたとても愛着のあるマシーンです。

27年前、このマシーンを動かすためにパソコンWin3.1 を導入。

コーレルドロー(グラフィソフト)をほぼ自力で覚え、

マシーンと二人三脚で現在の浮彫商品を築き上げてきたのです。

 号(┬┬_┬┬)泣

ところが、どんなプロッターでも直す会社がありますよ!と聞きつけ即効電話。

電話の向こうのその声は自信に満ちていました。(北海道→愛知県)

有限会社ピアノ 大須賀社長! マシーンが愛知に到着した翌日「直りましたよ」涙+涙+涙!。

3ケ所のアームベルトの交換で、愛しい相棒は復活!

軽やかなリズムでデーターをカットしております。

ほんとうに有難うございました。

また、部品修理サポートは終了したマシーンにもかかわらず、ローランドサポート窓口の方にもお世話になりました。

さすがに世界のローランドですね、有難うございました。

付け加えますと Roland株式会社 は日本の企業ですね。

 

37年製造業を営んでおりますと、機械も私も古くなりトラブルは避けられない日常です。

ブラストの砂が出ない、とか、ガンから塗料が出ないとか、小さなことは自分たちで処理できますが、

その先は手に負えません。

しかし、その度ごとに新しい出会いと新しい取引が始まります。

皆さんに支えられ、お客様に感謝し、私ども、今後も日々精進してまいります。

 

最後まで目を通していただき有難うございました。

 

*実名等は了承を得て記載させていただいております 2023.1.4 

 

 

 

category : 近況 author : 大住 美春

2023年 本年もよろしくお願い申し上げます。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

旧年中はご愛顧を賜り誠に有難うございました。

 

本年も社員一同、お客様には一層の満足を頂けますよう努めてまいります。

 

新しい年が皆様にとって佳き年でありますようお祈り申し上げ念頭のご挨拶とさせて頂きます。 

 

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

category : 近況 author : 大住 美春
tag : 

2023

 

令和五年

 

机上名札 完成までの作業工程 ゴジラもウルトラマンも♡

登別の阿波銘木です(^-^)ノ゙。

お客様にご愛顧いただいております”机上名札”は今ではすっかり当社の顔になりました。

ほんとうに有難うございます!。

駆け足ではございますが机上名札の完成までの工程を紹介いたします。 

 

仕入れた丸太を荒取りして

 

 木の中心を外し縦割り四等分に木取りをした材料を野外で3~5年ほど干します。

 

干し終わったカラマツ材はそれでもヤニと割れとネジレが出るので

型どったらそのまま熱湯で茹でます(下記写真)。

料理用煮込み鍋でグツグツと煮込み、浮き上がってくる材料を棒で突いてひっくり返し、

かなり熱いサウナのような作業を繰り返し茹で上がったらまた半年ほど乾燥です。

 

 ほぼ乾燥したら仕上げの加工です。カラマツ材は新緑の森にいるようなとても良い香りを発します。 

 

下記のエンジュ材はヤニもネジレもほとんどないので茹でる作業はありません。

ほとんど類のない重厚な茶系の色合いは落ち着いた高級感があり私の一番好きな樹です。

2019年日本で初めての”G20国際会議”の来賓土産として

北海道エンジュ材を使用した机上名札が採用されたことは当社の誇りでもあります。

 

 注文の商品に応じて加工方法も異なります。下記は浮彫仕上げのサンドブラスト加工。

細かな砂を吹き付けて文字の回りを彫っていきます。

彫り上がるとペーパーで研磨をして木目や文字を際立てます。

そしてウレタン吹付け塗装。この工程を2回繰り返します。

(実際の商品ですのでお名前部分を隠しております) 

 

  下記はレーザー彫刻仕上げです。左写真は裏面文言を彫刻しています。

こちらもペーパー掛け、吹付け塗装の工程を2回繰り返します。

(実際の商品ですので一部文言を隠しております) 

 サンドブラスト仕上げは文字に黒色、または白色(エンジュ材のみ)を塗って完成。

レーザー彫刻仕上げは、レーザーの焼き色濃い焦げ茶がそのまま文字色となって完成です。

 

下記では映画やテレビドラマで美術協力を致しました画像を元に

商品紹介を致します。

 下記左は 剛力 彩芽さん主演テレビドラマ”グラメ!~総理の料理番~”。

商品No,1504 カラマツサンドブラスト仕上げ(行書体)。

商品No,1603 エンジュサンドブラスト白文字仕上げ(楷書体)。

右は 木村 拓哉さん主演ドラマ”BG~身辺警護人”。商品No,1504 カラマツサンドブラスト仕上げ(行書体)。 

 

 下記は映画シン・ゴジラ”の特注サイズ エンジュサンドブラスト白文字仕上げ。 

隷書体の文字は美術部から送られてきた文字を使用しております。

上段の肩書は細く小さな文字でしたので硬いエンジュでは角が丸くなってしまい

ブラストの圧力を下げながら時間をかけて文字の回りを彫り上げていきます。  

大きさにもよりますが1札の彫り上がりに6~8時間かかっています。

  

下記左は、安田 顕さん・浜辺 美波さん主演のTVドラマ”アリバイ崩し承ります”。

商品No,1653  エンジュレーザー彫刻仕上げ(行書体)です。

右はHTB開局50周年ドラマ”チャンネルはそのまま!”。

TEAM NACS の皆様、大泉 洋さんも出演していました。

商品No,1603 エンジュサンドブラスト白文字仕上げ(楷書体)。

 

下記右は現在配信中のAmazonPrimeVideoドラマ 東山 紀之さん主演”GAME OF SPY”。

エンジュサンドブラスト白文字仕上げ(隷書体)シン・ゴジラとほぼ同じですね。

左は 水谷 豊さん監督主演映画”轢き逃げ 最高の最悪な日”。

商品No,1603 エンジュサンドブラスト白文字仕上げ(行書体)と

No,1503 カラマツサンドブラスト仕上げ(行書体)です。 

 

下記右は、西島秀俊さん・佐々木蔵之助さん主演映画"空母いぶき"。

特注エンジュサンドブラスト白文字仕上げ(行書体)です。

左は、西田 敏行さん・山田 涼介さん主演の映画”大怪獣のあとしまつ”。

こちらは栓(セン)の木でサンドブラスト仕上げ(隷書体)です。

 

下記は今年公開されました 斎藤 工さん・長澤 まさみさん主演映画”シン・ウルトラマン”です。

特注エンジュサンドブラスト白文字仕上げ(隷書体)です。 

 

美術協力の一部を紹介致しましたが、書体によってもイメージが大きく変わる机上名札です。

 

参考にしていただけると幸いです。

 

至らない点もございますが 社員一同 日々精進して参ります。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!。

 

 

  

 

category : 近況 author : 大住 美春

事務所工場 改装工事の記録です。

登別の阿波銘木です(^-^)ノ゙。

創立36年、鷲別町のこの場所に、プレハブの事務所、兼、工場を新築して23年目、

初めて大掛かりな改修工事を行いました。

屋根の葺替えがメインでしたが、足場を組むのでついでに壁のペンキも塗替えてもらいました。

2022年4月5日、ものすごい青空の下、いよいよ始まりです。  

痛みの激しい鉄筋部や塗装の壁面を整えています。

 屋根馳折板Ⅱ型という長い鋼板をクレーンで吊り上げていきます

 作業員さんも多く、屋根の葺替えは2日ほどで終わりました。早っ!

2階事務所にはレーザー彫刻機やカッティングプロッターが設置してあり

作業中の雨の心配をしていましたが、まったく無駄な心配でした。

  屋根の葺替えが終わるとペンキ屋さんに交代です。きれいなグラスグリーンが青空に生えます。

終始天気に恵まれ、ペンキ塗りも鉄骨修理もスイスイ終わり4月21日に外注工事完了!。

ありがとうございました。

外注作業が終わったところで、次は自分たちの手で修繕。

まずは木製浮彫看板です。

一位材の色はすっかり色褪せ、材質の判別が不可能でしたが、

サンドブラストで彫り直すと、ほぼ新品のように生れ変ります。

こうして木製の看板はペラペラになるまで何度でも再生蘇ります。

そしてこれが当社の技術でもありまする 

木製表札の修復も同じ手順です。

2階への誘導プレートはグリーンアクリル2層版

簡単きれい! レーザー彫刻で作成しました。

 手の届く外壁は社員の澤田さんがペンキ担当です。

元々ペンキ職人だったので完璧です。

 澤田さんのペンキ塗りが終わると私にバトンタッチ。

倉庫の看板はカッティングプロッターで作成。

3Mの白いカッティングシートで少し遊んでみました。

ハート

 仕事の合間をぬってあちこち修復しながら気が付くと8月です。

国道の鷲別橋からグラスグリーンがけっこう見立ちます。

向こうには鷲別岬、そして太平洋、噴火湾へと続きます。

 反対側は2階事務所への階段、そして工場は倉庫へ繋がります。

半分から上部はペンキ屋さん、下部は澤田さんが塗って完成‼

 

河口に住んでいるので潮風をまともに受け、錆もひどかったのですが、

すっかりきれいになってバリバリ仕事に打ち込めそうです 

 

 

 

 

category : 近況 author : 大住 美春

映画 ”シン・ウルトラマン” 机上名札を美術協力致しました。

阿波銘木です。

2022年5月13日公開『シン・ウルトラマン』にて美術協力を致しました。

2016年公開の『シン・ゴジラ』に続き、日本を代表するスーバーヒーローの作品に、

少しでも携わることが出来てとても光栄です。

そして、ゴジラウルトラマンも大好きだぁ~~~~~~~~~~~~~~。 

 

 

机上名札はこちらから

 

 

 

 

category : 近況 author : 大住 美春
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